玄米の概念を変えた超臨界処理玄米
興亜エレクトロニクスの研究開発により、玄米を超臨界処理することで従来の玄米の概念を変えた玄米を開発しました。

玄米の概念を変えた玄米とは

タイトルイメージ
 

玄米は、なぜ体によいか

1.ミネラル、ビタミン、食物繊維が多く、GI(グリセミック指数)が低い

玄米は精白米に比べ、3倍のミネラル、4倍のビタミン、6倍の食物繊維と極めて多くの栄養素を含んでいます。しかもGI(グリセミック指数)が精白米の85に対して50と約40%も低く、糖尿病には優しいご飯です。
食物繊維にはコレステロールの吸収の抑制、食後の血糖値の急激な上昇を抑制する作用があり、糖尿病には効果的です。ミネラルはK、Ca、Mg、P、Fe、Zn、Cu、Mnとほとんどの元素を含み、微量元素であるFe、Zn、Cu、Mnを多く含んでいます。中でもZnはインスリンの生産に欠かせない元素で、一番不足しやすいミネラルです。また、K, Mg, Pの含有量は極めて多く、Kには血管の収縮を抑制し、血圧を下げる作用が、Mgには骨や歯の形成には欠かせないばかりでなく、生命活動の維持に必要なATP(アデノシン三リン酸)の作用を促進させる機能が、PにはATPの生産促進効果が、それぞれあります。
また、ビタミンE、B1、B6、ナイアシン、パントテン酸を多く含み、ビタミンEには抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぎ、若さを保つ作用があります。B1には心不全や脚気の予防、B6には知性の遅れ、アルツハイマー病の予防、ナイアシン、パトテン酸はアミノ酸、炭水化物、脂質、糖の代謝に不可欠で、これらは健康維持に必要です。

2.ダイエット効果

玄米の咀嚼効果に伴うヒスタミンの増加による満腹感と食欲の減少に伴うダイエット効果と内臓脂肪減少の効果があります。(ためしてガッテン2011.6.8放映)

3.血糖値を下げる効果

玄米の咀嚼効果に伴うダイエット(現在の体重を4%ダイエットするだけ)により血糖値が下がる効果があります。(ためしてガッテ2010.12.8放映)
 

滋養豊富な玄米をなぜ食べないのか

玄米は精白米に比べ、3倍のミネラル、4倍のビタミン、6倍の食物繊維と極めて多くの栄養素を含み、しかもGI(グリセミック指数)が精白米の85に対して50と約40%も低い数値です。また、玄米の咀嚼によるダイエット効果と内臓脂肪の減少や血糖値を下げる効果があるにもかかわらず、なぜ食べないのでしょうか。

その理由として、次の点が挙げられます。
1. 精白米のように、簡単に炊飯できず、漬け置きが必要である。
2. 米ヌカ特有の油くさい臭いがする為、食欲が損なわれる。
3. 精白米に比べ、固くごわごわ感があり食感がよくない。

これらの点に鑑みて、漬け置きすることなく精白米と同じに簡単に炊け、米ぬかの臭いがなく、しかもパリパリ感のある香ばしい従来の概念を変えた玄米を研究・開発しました。

 

超臨界とは何か

物質は固体、液体、気体から構成されていますが、ある液体(例えば二酸化炭素)がある温度(31.2℃)、圧力(7.28MPa)を越えると、液体でも気体でもない、これらの中間状態の超臨界流体となります。この流体は液体、気体にはない特有の性質を示し、この特性を利用すると超臨界流体だけに観られる特異な化学、物理現象が起こります。この温度と圧力を臨界温度、臨界圧力と呼んでいますが、水の場合には、374℃、22MPa、メチルアルコールでは、239℃、8.09MPaです。どんな液体でも臨界温度、圧力以上にすると、超臨界流体になります。
この超臨界状態には次の特徴があります。
1.液体並の高密度
2.気体並の低粘度と高い拡散性
3.表面張力がゼロ
この為、液体並の溶解力を持ちながら、細部にまで浸透しますので、細部や深部の油脂などを溶解することができます。また、超臨界流体に染料、顔料、金属錯体などを加えますと、これらの添加物を微細な部分にまで運ぶことができます。
ケブラーのような通常の染色方法では染色出来ない繊維でも超臨界流体を用いると簡単に染色できます。また、繊維の深部にまで染料が入り込んでいる為、洗濯による色落ち、色あせなどが起こりません。染色では多量の水を必要とし、その廃液が多く発生し、環境問題になっていますが、この超臨界による染色では水を全く使わず、廃液も出ないので、省資源で環境に優しい次世代の染色方法として注目されています。
この超臨界技術は植物のエキスや香料、コーヒーからのカフェインの抽出、タバコの脱ニコチン、染色、半導体微細レジストパターンの洗浄、微細部分の洗浄、微粒子製造など幅広い分野で応用され実用化され始めています。
 

玄米を超臨界処理するメリット

1.漬け置きの必要がなく、精白米と同じに炊ける

この超臨界技術で玄米を処理したことで、玄米の脂質が減少し吸水率が向上しました。その結果、従来の玄米のように漬け置きすることなく、精白米と同じに炊飯でき、炊飯時間が約30%短縮されたのに加え、パリパリ感の香ばしい食感が得られました。

2.米ヌカの臭いがなくなった

従来の玄米の栄養成分を損ねることなく、脂質だけを大きく抽出できたことで、米ぬかの油くさい臭いがほとんどなくなり、美味しく食べることが可能となりました。

3.吸水率の向上により、食感がよくなった

超臨界処理のない従来の玄米と超臨界処理をした玄米の写真に観られるように、従来の玄米には艶がありますが、処理玄米には艶が無く、白っぽい色をしています。これは超臨界処理したことに脂質が減少した為です。このことは、超臨界処理による玄米の吸水率のグラフからも分かります。処理することで吸水率が約35〜75%も大きくなっています。 脂質が減少し、吸水率が向上したことで、従来の玄米のような固いごわごわ感がなくなり、柔らかくパリパリ感のある香ばしい食感が得られました。
超臨界処理玄米の吸収率 | 拡大 |
超臨界処理玄米の吸収率 | 拡大 |
従来玄米
超臨界処理玄米
従来玄米
従来玄米

4.農薬、重金属、細菌、昆虫の卵などの除去

超臨界処理することで、玄米に含まれる農薬や、Pb、Hgなどの重金属、昆虫の卵、バクテリア、細菌などが除去されることから、健康に安全なコメとして、台湾では国家的なプロジェクトとして超臨界によるコメの処理が行われています。

5.長期保存、非常用備蓄米に最適である

脂質が減少することや昆虫の卵、バクテリア、細菌などが除去されることで、低温保冷設備、窒素封入などを必要とすることなく、長期保存ができます。この為、超臨界処理玄米は非常食としての備蓄米には最適です。
 

玄米、精白米と超臨界処理玄米の栄養成分の比較

玄米、精白米と超臨界処理玄米の栄養成分を比較した結果、脂質、脂肪酸、食物繊維などの基礎成分、ミネラル成分、ビタミン成分のいずれも、精白米は玄米に比べて、その含有量はかなり低いことが分かりましたが、これは米の栄養成分であるヌカを精米で取り除いた当然の結果です。我々が毎日食べている精白米は炭水化物だけの飯であり、ビタミン、ミネラル、食物繊維はほとんど含まれておらず、人体の生命維持活動や新陳代謝に必要な栄養成分は何ら摂取されていません。
以前、精白米だけを主に食べて、副食をあまりたべなかった人に脚気が多く診られましたが、これはビタミンB1の欠乏によるものでした。B1は毎日尿から排出されるので、毎日の食事から摂取する必要があります。多くの食物に含まれていますが、その量は僅かです。B1を最も多く含む玄米を食べるようになってからは、脚気はなくなったとのことです。このことは、これらの栄養成分を豊富に含んだ玄米を毎日食することは健康な体を維持するのに最適であることを物語っています。
超臨界処理した玄米の栄養成分は処理しない従来の玄米とほとんど同じですが、脂質だけが大きく減少しました。これは超臨界処理による効果で、脂質が選択的に抽出されたことに因るものです。
この為、玄米特有のヌカの油くさい臭いがほとんど無くなり、美味しく食べられるようになりました。

1.基礎成分の比較

基礎成分を比較したグラフから分かりますように、いずれの栄養素も精白米は玄米、超臨界処理玄米に比べかなり少ないですが、これは栄養成分を豊富に含むヌカを剥離した為です。
特に、コレステロールの吸収を抑制する水溶性食物繊維はほとんど無く、血糖値の急激な上昇を抑える不溶性食物繊維は約0.5%と極めて大きく減少しています。
玄米には、これら食物繊維が多く含まれていますので、血糖値の上昇が抑えられ、糖尿病には効果が期待できます。
精白米にヌカの臭いがしないのは脂質がかなり少ない為です。超臨界処理した玄米は従来の玄米に比べ、脂質が約15%減少しておりますが、この減少でヌカの臭いがかなり少なくなり、臭いが気にならず美味しく食べることが出来るようになりました。

2.ミネラル成分の比較

精白米のミネラル成分はいずれも、玄米の約1/3とかなり減少しています。玄米のミネラルはK、Ca、Mg、P、Fe、Zn、Cu、Mnとほとんどの成分を含み、微量元素であるFe、Zn、Cu、Mnを多く含んでいます。中でもZnはインスリンの生産に欠かせない元素ですが、一番不足しやすいミネラルです。
また、K, Mg, Pの含有量は極めて多く、Kには血管の収縮を抑制し、血圧を下げる作用があります。Mgは骨や歯の形成には欠かせないばかりでなく、生命活動の維持に必要なATP(アデノシン三リン酸)の作用を促進させる機能があります。
Pが不足するとATPの生産ができなくなり、エネルギを必要とする心臓や筋肉が異常をきたすことになります。
ATPは車に例えるとガソリンの働きに相当し、糖質と脂質から合成され、分解するとエネルギを放出し、生命活動を維持します。
玄米には生命活動に必要不可欠な重要なミネラルが豊富に含まれていますので、毎日食べることは健康維持にとても大切です。

3.ビタミン成分の比較

ビタミンも同様に、精白米ではかなり少なくなっています。ビタミンEには抗酸化作用があり、脂質の酸化により生じる活性化酸素などのフリーラジカルと反応して、ラジカルを消去し細胞を守り、老化、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、白内障を予防する効果があります。
B1には心不全や脚気の予防効果があり、ナイアシン(B3)にはアミノ酸、炭水化物、脂質の代謝に不可欠で、倦怠感、皮膚病、下痢、精神障害を防ぐ効果があります。B6の欠乏は知性の発達遅れ、アルツハイマー病を誘発すると言われています。パントテン酸(B5)には糖、アミノ酸、脂質の代謝に不可欠で、欠乏すると倦怠感、うつ病を併発する作用があります。
玄米には抗酸化作用の高いビタミンEが多く含まれていますので、老化を防ぎ、若さを保つには最適な御飯です。
 

玄米をよく噛むとダイエットになる

「医学が認めた!食欲をコントロールできる技」がNHKの番組“ためしてガッテン”で放映されました(2011年2月8日)が、その内容は次のようなものでした。

“肥満対策として、食欲を抑える研究をした結果、「ヒスタミン」に食欲を抑える効果があることが発見された。それは、脳の中にヒスタミンが増えると食べる量が減り、減ると食べる量が増えるという効果である。「噛む」という行為の刺激が脳内の結節乳頭核に届くと、ヒスタミンが増え、このヒスタミンが満腹中枢を刺激することで満腹感が高まり、食欲を減少させるという仕組みである。更に、脳内のヒスタミンは内臓脂肪も減少させることも分かってきた”という内容です。

玄米は精白米とは異なり、歯応えがあり、よく噛まないと呑み込めないので、自然とよく噛みます。また、噛むほどに甘味がまして来るので、更によく噛むようになります。
玄米のこの咀嚼はヒスタミンの増加を促し、満腹感を与え、食欲を抑えるのでダイエットに効果があるばかりでなく、内臓脂肪も減少させる効果があるということになります。このように、玄米を毎日食することで、ダイエットと健康な体が維持できることが期待できます。

 

ダイエットが血糖値を下げる

「血糖値を下げたい人へ効果最速の秘密SP」と題して、2010年12月8日の“ためしてガッテン”で放映されました。「現在の体重から4%やせるだけで、多くの場合、血糖値が改善する」という内容です。
 
“肝臓は血液中の余分な糖を貯めておく「糖の貯蔵タンク」の役割を担っており、肥満の人は多くの場合、肝臓に脂肪がたまった「脂肪肝」の状態になっている為、糖を取り込む能力が落ち、その結果、血糖値があがる。肝臓に着いた脂肪は「つきやすく、落ちやすい」のが特徴で、体重が減量をすると、まず初めに肝臓の脂肪が落ちるので、糖を取り込む能力が復活し、血糖値を改善し、下げる”という内容です。

玄米はよく噛まないと呑み込めないので自然とよく噛むことになり、その結果、ヒスタミンが増加し、満腹感が増し、食欲が減退することによるダイエット効果で、体重が減少し、それに伴い肝臓の脂肪がとれ、血液中の糖が肝臓に取り込まれる能力が回復する為、血糖値が下げることになります。
このことから、糖尿病が気になる人には、玄米は最適な飯であると言えます。

 

玄米の超臨界処理設備

我々の玄米の超臨界処理設備には、約200トン/月の能力があります。写真は設備の一部です。
超臨界処理設備
超臨界処理設備
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