設計技術。
設計技術。
設計の仕事というのは、新製品を開発し、量産に成功したらそこで終わりではなくて、一度世に送り出した製品も、市場やお客様の要求により常に改善を重ねていきます。
改善の種類には、品質向上、製品特性向上、コストダウン等があり、こうした課題を製品設計の段階まで遡って見直します。もちろん、新製品の開発にも関わりますが、既存製品の改善は、お客様の満足を設計の立場からつくり込むという意味で、設計技術のたいへん重要な役割です。
実際の仕事は、まずお客様が何を求めているか(VOC=Voice Of Customer)を正しくつかむことから始まります。お客様、営業、製造現場とのやり取りの中で、既存製品の仕様についてどんな要望があり、どんな改善が求められているか把握します。VOCがつかめたら、これを実現する方法を考え、試作・試験を繰り返します。あわせて、改善に取り組んでいる製品の派生製品の開発製造、それに関連する試験も実施します。ときには、KOAグループの海外生産工場の設計業務を担当することもあります。
信州の田舎にある会社でも、私たちがつくっている製品は、世界のお客様が使う電子部品です。自分が今やっている仕事は、世界と繋がっているんだと思って取り組んでいます。しかも、VOCをどうやって実現するかは、自分の考えや技能、経験にかかっていますから、たとえ苦労しても、製品特性やコスト面でお客様要求にきちんと応えることができ、実際に販売につながったときは、大きな喜びがあります。
現在、設計技術に携わっているメンバーは、家族のようにチームワークがよく、次のステップに向けていつも進化を続ける集団です。とても心強く、前向きに頑張れる職場環境です。